クリエイターのひとりごと。

  • こんなCDあったらすごい!を叶えたい

こんにちは。おっとりクリエイターのenaです。

これまでに社内外いろんなグラフィックを作らせていただいたこともあり、白紙の画面からあーでもないこーでもないと想像を膨らませて作っていくのがやっぱり好きです。

自分の好き勝手にレイアウトやカラバリやコーディネートを考えることは、特に好き。

会社勤めのときでも、今までがこうだったから、とか判例がないとか、そんなことよりも、

「もっとこうした方が便利じゃん♪」

を編み出していくのが好きでした。
やっぱり私は自由人の血なんだなあ(笑)

とはいえ、オーダーを受けたからにはお客様のご要望を最大限に汲み取り、イメージに叶うもの、もしくはそれ以上の「MORE BEST」を生み出すために日々がんばっています^^

今日はその中のひとつ、CDジャケット制作についてのお話。

自身も音楽活動をしていることもあり、
アーティストさんの楽曲にかける想いたるや、身を持ってわかる部分もあり、

ご依頼いただくアーティストさんの
曲づくりされているときの想いから、
練習に励むときの様子、
歌に込めた想い、
CDジャケットとしてお手元に届けられた時の感動や、
それをライブで聴いていただいたお客様へお渡しする時の喜び、
どんなお客様が手に取ってくれるのだろうとか、
そしてお客様がそのCDを開封して
スピーカーから流れる楽曲を耳まで届けるそのときまで、
その制作物にまつわる一連の情報を
カラダで感じ取り、吸収していきます。

ひとことでいうと、想像力(=妄想力?)、かもしれないんですが(笑)、
オーダーいただくアーティストさんありきのことなので
私の微々たる霊感的直感?ともいえるアンテナをフルテンにして感じ取っています^^

中には「なんでもいいからサクっと作って欲しい」という方もいるかもしれませんねw

それでもその方の雰囲気や思いをできるだけ読み取って作っていきます。

今回ご紹介させていただきたいのは、音楽仲間さんでもある鶴田和治さんのCDジャケット。
普段は「ジミーちゃん」の愛称でみなさんから親しまれています♬

これまで聴いたことがない邦楽はない(洋楽も?)というくらい、音楽通のお方。
昔から音楽をされているので、ご自身の楽曲も何百とあるかと思います。
その中でも特に最近思いの込められた楽曲「羅針盤」をタイトルに、このお話をいただきました。

いろいろ考えお悩みの末、紙ジャケット4パネルタイプでの制作依頼。
ご要望内容は、

「ジャケットは石盤、クリスタル、木の実、本など何でもいいのですが、
記憶と希望がシンボライズされているアイテムに歌詞とかが刻まれていて、
その中からCDレーベルに印刷された錆びた羅針盤が出てくる、
というような演出ができればと思います。」

とのこと。

ほほう。
と、アンテナを起動。

私の中でイメージに上がってきたのが、


帆船
海図
羅針盤
朝日、夕日
回想、記憶

そんな感じでした。
ポップやモダンなものより、クラシックでドラマチックなイメージが良いかなと思ったので、イラストよりも写真をいくつかコラージュする感じでご提案。

そしてその後ジミーさんの案で、CD盤面を羅針盤のデザインにすることに!

むむ、そうきたか。
でも面白そう!

昔、製図していた腕を振るわずいつ振るう?!(笑)

イラレ(Adobe Illustrator)はかなり精密に作画できます。
ちょっとコツはいりますけどね。

そんなこんなで…..

ベースになる古紙を作成。
(去年制作ですが、いま振り返って見てるのでソフトは2021になってますが)


まずイラレ側で長方形を描き、「パスの自由変形」で輪郭をうねうねさせてから、「フリーグラデーション」で要所要所に古紙っぽい色をランダムに配置していきます。

それを今度はフォトショ(Adobe Photoshop)側にピクセル配置でコピペしてきます。スマートオブジェクト配置だと加工ができません。

そのままだとつるっとして人工的な感じなので、
「フィルター」→「描画」→「雲模様1」とか「雲模様2」とかいろいろやって、古紙っぽくしていきます。

だいぶ古びた感じになってきました♪

古紙が何枚か重なったようにアレンジして、ここに探してきたフリー素材の海図や朝日などをコラージュしていきました。(帆船は良い素材がなく、断念)
もちろん、カラーバランスやコントラスト、ぼかしなどなど、いろんな処理を施しながら煮詰めていきます。

 

 

ではメインの羅針盤の方ですが、
作り方はかなり長くなるのでここでは割愛します!(笑)
簡単にいうと、放射状に同じ形のものが繰り返しある場合は、一つ作り込んだものを、「変形」→「回転」の180度に回転・コピーしたものを、さらに上下(左右)まとめて「回転・コピー」していく感じです。このとき角度はきっちりと計算したものを指定します。イメージ的にはこんな感じ。

下になる部分の図形から作画して、放射状にコピペ。

どんどん作り込んでいき、

穴の中心部分や外側の目盛り部分や盤面の数字や記号も作り込みをしていきます。レイヤーもそれぞれに分けて、重ねて作っていきます。

作図線をOFFにして表面のガラスっぽい透明グラデをかけて、原型が完成♬
実際のCD盤面用は、中心の穴が印刷されないように白丸をつけて隠しています。

できた羅針盤を先程の古紙データへドッキング。
「回想」「記憶」のイメージを持たせるために、あえて前面には押し出さないスタイルに仕上げました。

楽曲情報やコピーライトなどと合わせてCD外面に施して、完成♬

背表紙にアクセントカラーのネイビーを入れ、
アルバムタイトルとアーティスト名を掲載。
表紙の文字も同じネイビーで全体の印象を引き締めてみました。

そして、私も実際にジミーさんの大切な作品を購入させていただきました!
羅針盤、出てきた〜〜〜!!!(笑)

盤面には円周上に楽曲のタイトルを配置し、下部にはコピーライト表記もしております。
こんなCDあったらすごい〜!!を
ジミーさんと実現できたのではないかなと思います♪^^

楽曲はカバーしようとすると結構コードが難しいのですが^^;、
いい曲がたくさん入っています♪
一度聴かれてみてはいかがでしょうか^^

ジャケットについてはデータ上のやりとりでも大変喜んでいただきましたが、
実際に一生懸命作ったものを手にできた時は、制作者としてもやっぱり嬉しいですね♬

私もジミーさん追いかけて、早く自分のも作りたい♪

秋がかなり深まってきましたね。
明日は紅葉と遊びたい気分。

朝晩が冷えますので、風邪など気をつけてくださいね^^

ena⌘

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